インテグリティ・ヘルスケアでは、製薬企業や、病院・大学研究機関向けに、 実臨床・臨床研究・臨床試験で活用されるePROプラットフォーム「YaDoc」を提供しています。
YaDocはPRO(患者報告アウトカム)をスムーズに活用するための、デジタルプラットフォームです。患者の主訴を実臨床に活用いただく事はもちろんのこと、PROを利用した様々な研究・試験のプロトコールに柔軟に対応ができる仕組みとして、製薬企業・医療機関に導入されています。
既存のYaDocプラットフォームを活用した、さまざまなアプローチが可能です。
YaDocプラットフォームをベースに個別要望に応じた機能開発を実施します。
当社全国拠点ネットワークを活用し、臨床現場での利用を支援します。
YaDocプラットフォームの各種データ*を提供します。
グラクソ・スミスクライン株式会社による、COPDの増悪予防を目的としたePROプラットフォーム(YaDoc)の活用
医師が患者さんの症状とその経時的な変化を正確に把握し、増悪予防のための適切な治療を提供するため、グラクソ・スミスクライン株式会社とともにePROプラットフォームの活用促進を目的とした臨床研究を開始しました。
COPD患者は、疾患特有の症状アセスメント指標(CAT)を用いて、自身の症状をオンラインで記録し、医師は診察の際に症状データを把握します。
聖路加国際病院 呼吸器外科における、手術後患者を対象にしたオンラインフォローアップ実証研究
手術後の患者さんには大きな不安があり、また、退院後の患者状況を外来診療の限られた時間の中で適確に把握することは難しく、医療従事者にとっても大きな課題があります。 そこで、手術後の患者さんのオンラインでフォローアップ手法について検討すべく、聖路加国際病院と共同で、退院から約6週間の間、ePRO(YaDoc)による療養記録の取得・共有を実施しました。
療養記録を共有する上での技術的問題や、患者さんにとっての意義や使いやすさ、受診勧奨に繋げる判断基準、既存の診療体制の中での活用方法といった課題を明確に把握し、今後のシステム構築に繋げることを目的に、現在研究を継続中です。
心不全症状が不安定な患者の自宅療養モニタリングにおけるePRO(YaDoc)の活用
心不全入院後、症状が不安定な一定期間にePRO(YaDoc)を活用しフォローを実施することで、再発による再入院や突然死を回避し、患者や患者家族QOLの向上や健康寿命の延長を支援しました。
本取り組みを実施するにあたり、事前ヒアリングを依頼した全ての医師が心不全の再入院に関して「課題認識あり」という回答が得られました。 実施後アンケートの結果では、プログラムに一定の改善は必要なものの、本プログラムは有用であり、今後も継続使用したいとの回答が多数でした。
実臨床でのご活用はもちろん、臨床研究や臨床試験、
新たなデジタルアプローチを検証するためのPoC(Proof of Concept)等
ご要望に合わせて柔軟なカスタマイズが可能です。